東本願寺は、浄土真宗を開かれた宗祖親鸞聖人がお示しくだされた、阿弥陀仏を信じ念仏を称える身となれば必ず救われるという教義にもとづき、以来八百年におよぶ歴史と伝統を伝える浄土真宗東本願寺派の本山です。

　現在首都圏には、浄土真宗の家に生まれ、長じてふるさとを離れて就学、就職、結婚、育児を経ていま退職を迎えられる方が多く暮しておられます。このような方々が、経済的もしくは地理的理由により、墓所の購入時に宗派を変える事案が多く見受けられるようになっています。
　そこで東本願寺では「慈光殿」内に『浅草浄苑』と名づけられた堂内墓（室内墓地）を新設し、経済的負担が少なく、それでいて付加価値の高い墓所をご提供させていただくことになりました。これにより、生まれながらの宗旨である浄土真宗の本山たる東本願寺に、安心してご縁を結んでいただけるものと存じます。

　また、今日まで浄土真宗に縁のなかった方々におかれましても、浅草浄苑堂内墓にご縁を結んでいただくことを通して、親鸞聖人がお示し下された真実のみ教えに出遇っていただくことを願って止みません。
　人は安らぎを得られる場所を求め、それを得てはじめて次の人生の新たな門出とできるものです。是非この機会にこころの平安を獲得していただきたいと存じます。

合掌
浄土真宗東本願寺派　本山　東本願寺